気がつけば、4月も半分終わりました。

私は、来るべき10連休に向けて、戦々恐々としています。なぜって?子どもが毎日家にいるんですよ。毎日、子どもの相手をしなけりゃならないんですよ。仕事してる方が、なんぼかマシですよ。いくらアホな部下だろうと、いくら頑迷な上司だろうと、トイレに一人でいけなかったり、抱っこしないとご飯を食べないと言ったり、風呂で頭や体を洗ってやったりしなくて良いですからね。

それを、10日間も、家族で過ごせってか?気が狂いますよ。

子どもらがよく、将来なにになりたいか聞かれます。息子は「ジュース屋さん」、娘は「アイドル」、私は「独居老人」です。ひとりになりたい、都営住宅に住み、ひとりで気ままに暮らして、布団で腐乱死体になりたい。

さて、話が不穏になってきたところで、市況の話をしますか。ちょっと、土地だとか新築マンションだとかの話は詳しくないので、私が手がける中古マンションに限っての話です。

不動産価格はリーマンショック後のこの10年くらいで上がりに上がりました。去年くらいから、さすがに頭打ちだろうと言われ、新築マンションの売れ残りが出始めています。

しかし、体感としては、相場はまだ上がっていると思います。一時の急激な上がりではないですが、ジワリジワリという感じでしょうか。ただ、需要は追いついていないですね。一般のお客さんの所得で考えると、無理な価格になっているのに、各不動産業者勢がやむにやまれず(価格を下げるに下げられず)、相場を守っているんでしょうね。上がっているというより、下がっているのをなとか押し戻そうと頑張っているイメージですね。

そもそも、この不動産相場の好況は、日銀のマイナス金利政策からきていると言われています。私も覚えていますが、マイナス金利と発表されたときの衝撃は凄かったです。あそこからの相場の上がりっぷりは激しかった。2、3ヶ月で売りに出している部屋の値段が、100万くらい上がっていきましたもの。私の周りの人たちも、金借りたってタダなんだから不動産買った方が得に決まってんだろって、結構みんなマンション買いました。

いまだ金利は低いままですし、日銀黒田総裁の続投も決まったので、しばらくは金利を上げることはないでしょうが、一般社会に金利の安さは広まって定着してしまったので、潜在層に消費を促すツールとしては低金利だけではもの足りないのでしょう。市場相場はまだ上がっているのに、売れ行きは鈍り始めているのは否めない状況です。

じゃあ、今後は物件価格が下がるのか、マンション買うならもう少し待った方がいいのか、というと、おそらく、下がるというほど下がらないでしょう。

さらに、散々言われてるオリンピックが関係するかというと、たかだか2週間のお祭りで何かが起こるわけでもなく、ただ、不動産好景気のお題目が消えるというだけのことだと考えています。

東京に限っては。地方はわからないです。というより、ダメだと思います。今後は東京一極化が進むだけだと思います。

中古マンションの金額は、ジワリジワリと下がってはいくでしょうが、現状維持に近しいものになるのではないかと。

ま、わっかんないですけどねー

だから、いつも言っているんですが、不動産の買い時は欲しいって思ったとき、一択です。

買取業者としての立場から思うことは、「このチキンレース、いつでも降りられるように準備しておこ!」です。