私たちは前職で不動産業でも売主というジャンルの業種をやっていました。このシックリクルでも売主業をメインでやっています。

ん?不動産屋は不動産屋でしょ?お店はどこにあるの?ってママ友には聞かれます。店はありません。せっまい事務所に3人机を並べています。

入居前に営業の肉体を使って寸法を測ったときの写真です。営業は身長約190cmです。

この写真以外のスペースはトイレくらいです。机を3個入れるだけでぎゅうぎゅうで、誰かがトイレに行くときはハードコアメタルを流すことにしています。もちろん、接客スペースなどありません。お客さんなんて、仲良しの司法書士さんくらいしか来ないんです。

なぜか?それには売主業の説明が必要なので、致します。

えー、さて、売主業ですが…

簡単に言うと、買取屋さんです。古いマンションの1室をお安めに買ってきて、リフォームを施し中をピカピカにし、売却して、利益を少しばかり頂くというお仕事です。

売りたいお客さんに買い手さんを探してあげたり、買いたい人に物件を探してあげたりはしません。自分たちで買って所有して、売るんです。

あれ?買うときも売るときもお客さん来ないの?と思われますよね。来ないんです。

私たちが物件を買うとき、仕入れといいますが、物件の情報は仲介業者さんからもらいます。それこそ、M井のリハウスさんやT急リバブルさんやS友不動産販売さんから、「この物件、買取になりそうですよ〜(事情が色々あってお値段下がりますよ)」と言われて、お部屋を見せてもらいに行行きます。で、諸々条件が合えば、買わせてもらいます。売るときは、レインズという不動産屋しか見れないネットサイトにアップしておけば、10社以上の不動産会社さんが宣伝活動してくれて、買い手さんを探してくれます。私たちは買うときも売るときも、業者さんに仲介手数料をお支払いするので、情報をもらえたり売却の宣伝活動をしてもらえるわけです。莫大な広告費や綺麗な店舗を構える経費を出すより、仲介手数料でお願いしたほうが、こちらとしても効率的なのです。

不動産業の中でも、隙間産業、影の仕事人って感じです。

ただ、町の不動産屋さんと違い、東京なら東は足立区の端から西は高尾山の麓まで、どこにでも行きますし、どのエリアでもマンションなら買取値段をパッと答えられる知識を頭に入れ込み、実際のマンションをみれば、その建物の良し悪し、リフォームに必要な箇所と予算、売り出しの金額を短時間で出せるようにしているので、僭越ながらマンションのプロ集団(3人だけど)と言っちゃってもいいんではないかなと思っています。

じゃあ、プロから見てどんなマンションなら「買い」なのか、それはまた次の記事で…