マンションを買おうと思った時、新築を買いますか?中古を買いますか?

20年前くらいまでは、新築マンション1択の人が大多数だったかと思います。しかし、新築マンションの値段は高騰しているし、マンションを建てる用地は都内の便利な場所にはどこにもなく、これからはマンションを購入するといえば、利便性の高い場所に建つ新耐震基準の中古マンションをリフォームして住まうというのが主流になるのかなと思います。

リフォームをしてあるお部屋を買うのであれば、問題はないのですが、自分たち好みのリフォームをやりたい!という方は、気をつけるポイントがいくつもあります。

まず、大元の共有配管はいじれません。図面でパイプスペースなどと書かれている場所です。そこから給排水や排気やガスを供給しなければならないので、風呂の位置を大胆に変えるなんてことは、できなくはないけど、配管の勾配が足りなくて水が上手く流れなくなる恐れもあるので、オススメはしません。

水回り施設、風呂、トイレ、洗面、洗濯機パンはできれば同じところに、新しいものを入れ替えると考えたほうがいいでしょう。

一番よくある設備の移動は、キッチンを対面にするものでしょうか。これは、床下が十分に無い場合、配管を通せないので床をかなりあげなくてはならなくなります。バリアフリーにすることを考え、キッチンのために全部屋の床をあげる羽目になると、コストもかかりますし、天井が低くなりますので、オススメしません。床下があるかどうかは、バルコニーの床面とお部屋の床面の高さを比べてみてください。段差があまりないものは、マンションのスラブ面と床の間に空間がないということになります。

平成築のマンションなら、そんなにおかしな水回りの配置になっていないはずなので、自分で工務店を手配して希望通りのものにしようと思われる方は、平成築、特に平成一桁台に建てられたものなら値段もこなれてきているので、オススメです。

ざっくりとですが、リフォームに関して書いてみました。今後はもっと細かい話しもしていきたいです。