ママ友の話なんですが…。子どもの小学校入学に合わせてマイホームの購入を検討して、マンションやら戸建やらを内見していたそうなんです。そこで、とある有名業者さんに携帯番号を教えてしまったと。駅前によく新人営業マンがサンドイッチマンになって立っている、新興大手業者さんですね。

そこからが大変で、毎日朝晩その●ープンハウスの営業マンから電話がかかりまくるんだそうです。一度など、ポッケに入れてた携帯でママ友に誤発信したらしく、○ーぷんハウス名物の阿鼻叫喚な朝礼が生中継されて、そっと着信拒否したとのことでした。

「なんか…「売るぞー!売るぞー!」って叫んでた…」とは、ママ友の弁です。

朝礼で社訓を叫ぶとか、みんなの前で吊るし上げられるとか、今まで生きてきた中でやってこなかったので、ちょっとやってみたいですね…。すごく元気よく叫ぶ自信があります。「売るぞー!ヒャッハー!」

いやいや、とにかく、このように、不動産屋はしつこいってイメージあります。最近は、しつこい業者はかなり姿を消し、おとなしくなったもんですが、一大新興勢力が超しつこいってことは、まだまだそういう方々は多いんでしょうね。

本題のなぜ、しつこいのか?ですが…

しつこくするのが伝統芸だからとか理由はありますが、おそらく、しつこい業者は、給与体系が歩合制になっているからなんじゃないかと。歩合制とは、基本給が少なく、売れた成績の何%が取り分とされる給与体系です。お客さんに何か買わせないと、自分が生活できないので、必死なのです。新興勢力の若い新人に架電させまくる会社は、洗脳系かなぁ〜。上司と先輩に鬼のように詰められるので、心を無くしてしまっているんです。

ただ、しつこいからって即、悪徳業者なのか、というと違うと思います。

しつこい業者ほど、必死な人なので、利用しない手はないんです。相手が右も左もわからない若造だとしても、後ろにはベテラン不動産屋がいます。ちょっとでも疑問に思うことや、無理かと思われる要望でもガンガンぶつけてみたら、彼らは必死で動いてくれるでしょう。ツンとすまして「あ〜それは無理ですね〜」とか言う業者こそがよろしくないというか、使えない業者なんではないでしょうか?

お家を買いたい、売りたい、というときは、やはり人生の大きな決断を迫られるタイミングなので、使えるものは、なんでも使っていこうじゃないかと、そう思うのです。